2022.02.07
米国バスケットボール協会(NBA)が、オハイオ州クリーブランドにて開催される「NBA オールスターNFTギャラリー」で、試合で使用されるコートを象徴するNFT(非代替性トークン)を販売することを発表した。
今回NBAが開催するギャラリーでNFTとして展示・販売されるのは、オハイオ州で使用された4つのコートとなる。これらはクリープランド市内で2月7日から開催される10箇所のギャラリーで、QRコードとともに展示されるという。NBAファンはこれらのギャラリーを巡り、QRコードからNFTに関する詳しい情報を取得することもできる。
NBAが今回NFT化するコートは次の通りだ。
これらのNFTには、それぞれ「NBA Edition」と「Diamond Edition」の2種類のバージョンが用意されている。
NBA Editionが20.22ドル(約2,330円)のベーシックなNFTである一方で、Diamond EditionはNBA75周年を主題とした750ドル(約8万6,500円)の限定版であり、購入した人にはコートのミニレプリカが送られるという。また、Diamond Editionは現段階で75枚しか発行されていない。
今回のNFT展示・販売で集められる収益のうち、10万ドル(約1,150万円)が新型コロナウイルス復興支援団体に送られることも予定されている。
この団体はおよそ50の慈善財団や非営利団体、政府機関などで構成され、新型コロナウイルスによって多大な経済・社会的な打撃を受けたコミュニティをサポートすることを目的にしている。
NBAは過去にもNFTに関する取り組みを行っていた背景がある。特に、NBAがDapper Labsと提供する「NBA Top Shot」はトッププレイヤーらの試合中の記念すべき瞬間などを納めたトレーディングカード型のNFTとして大きく人気を集めている。
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