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ソフトバンク・ラテンアメリカ主導で決済関連企業Tribal Creditが6000万ドル資金調達

米決済関連企業トライバル・クレジット(Tribal Credit)は3日、シリーズBラウンドで6000万ドル(約69億円)の資金調達を行ったと発表した。主導したのは、ソフトバンクグループの「ソフトバンク・ラテンアメリカ(Sftbank Latin America)」。コインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)や投資家のBeco Capital、QED Investorsなども参加した。同社の資金調達は総額で1億4000万ドル(約161億円)に達している。

Tribal Creditはこのラウンドで得た資金を使い、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルー、チリの現地パートナー企業とのシステム構築、サービスを拡大していく。ソフトバンク・ラテンアメリカのマネージング・パートナーであるシュウ・ニャッタ(Shu Nyatta)氏は、「Tribal Creditは暗号技術を利用して、決済と融資のルールを根本的に変えようとしている。革新的かつシームレスな方法でTradFiとDeFi(分散型金融)の橋渡しができる企業はごく僅かだ」と高く評価している。

毎年、6200万社の中小企業が世界中で取引決済を行っている。ラテンアメリカではメキシコを筆頭に、この分野では1750億ドル(約20兆1,600億円)の市場規模がある。

Tribal Creditはメキシコを中心としたマーケットに対し、2019年12月に企業顧客向けに支出管理プラットフォームの提供を開始した。提供したのは最新のブロックチェーン技術を活用した決済・融資プラットフォームだ。多通貨対応のクレジットカード、国内・国際送金、短期融資などの最新の決済機能を提供するとともに、経費を追跡・管理する支出管理プラットフォームを提供している。

昨年12月には、メキシコの大手暗号資産(仮想通貨)取引所Bitsoとステラ開発財団(SDF)と提携し、メキシコと米国間のクロスボーダー決済を開始した。このサービスを利用することで、メキシコの企業は米国企業の商品やサービスの対価(米ドル)を自国通貨ペソで支払うことが可能となる。Bitsoがペソをドル建てのステーブルコインUSDCに変換する役割を担い、米国企業との決済を行う際の時間とコスト削減を可能にする。Bistsoが利用するUSD Coin(USDC)はステラ・ブロックチェーン上で発行される。Tribal Creditは同様の技術を中心にマーケットをラテンアメリカ全域に拡大しようとしている。潜在需要は非常に高いと思われる。

Tribal Creditは決済サービスの提供を目指す企業に対してVisaが支援を提供するプログラム「Visa FinTech Fast Trackプログラム」の一員にも選ばれている。

画像:Shutterstock

                                   
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