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OpenSea、ソラナブロックチェーンを基盤としたウォレットへ対応する可能性が浮上

大手NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスのOpenSeaが、ソラナ(Solana)ブロックチェーンを基盤としたウォレット「Phantom」を導入する可能性がTwitterに投稿されたリーク画像により浮上した。

今回、TwitterにOpenSeaの情報をリークしたのはセキュリティ・リサーチャーのJane Manchun Wong氏だ。同氏はブロガー、ハッカーとしての活動で広く知られており、以前からテクノロジー系企業の新機能をリリース前にリークしてきた経歴がある。

Wong氏がTwitterに投稿したのはOpenSeaの開発ページのスクリーンショットで、画面上にはOpenSeaとPhantomウォレットとの連携オプションや、対応ブロックチェーンリストの1つにSolanaが含まれている様子が映された。

海外暗号資産メディアのDecryptがWong氏に話を伺ったところ、同氏はOpenSeaのWebサイトをリバースエンジニアリングするなかで、今回の情報に行き着いたという。

なお、DecryptがOpenSeaにソラナとの連携に関して質問したところ、同社の代表者から「今までも出回ってきた憶測に過ぎない」とのコメントを受けたと報道されている。

実際に、2021年の11月にもOpenSeaがソラナに対応している様子を映したスクリーンショットが流出した背景がある。

OpenSeaは現在、イーサリアムブロックチェーンを中心としてPolygonやKlaytnといったブロックチェーンに対応しているが、ソラナへの対応は確認されていない。

ソラナはNFTの発行や取引への利用が拡大してきているブロックチェーンで、イーサリアムの取引手数料が高騰する中での代用手段としても注目を集めている。現に、JPモルガンのアナリストが発表したレポートによると、NFTの取引が盛んに行われた昨年8月には、ソラナブロックチェーンを利用するケースが急増したとの指摘がされていた。

ソラナエコシステムの拡大に伴い、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の価格も上昇。昨年1月には100円台だったが、その後は3万円台にまで高騰するなど、2021年を代表する暗号資産の1つとなった。

記事執筆時点では1万1,000円付近で取引されており、時価総額順位は8位となっている。

画像:Shutterstock