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クラーケン・ジャパン、新たに3銘柄の新規取扱いを発表

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン・ジャパンは12日、暗号資産オーエムジーネットワーク(OMG)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、チェーンリンク(LINK)の取扱いを開始した。

3銘柄とも、クラーケンの取引所・販売所モデル、そして日本円・米ドル・ユーロ建て取引が利用できる。これにより、同取引所の取扱い銘柄は8銘柄となった。

オーエムジーネットワークはERC20規格で発行されており、イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決を目指すソリューションの1つ。特に銀行口座を持たない人々を念頭に、誰でも簡単にアクセスできる金融サービスを低コスト・高スピードで提供することを目指している。

また、ベーシックアテンショントークンはWebブラウザ「Brave」内で用いられるERC20規格のトークン。Braveは、ユーザー、広告主、そしてWebサイトの3者共存の実現を目指している。

ユーザーは広告を閲覧することでBATを獲得することができるほか、広告主は広告閲覧を望むユーザーにターゲットを絞った配信ができるようになる。

最後にチェーンリンクは、スマートコントラクトと外部データのブリッジとしての機能を果たすプロジェクトである。

スマートコントラクトは、ブロックチェーン上であらかじめ決められた契約を自動的に実行する仕組みだが、契約を履行するためには外部データが必要になるケースがある。

一方、チェーンリンクは「オラクル」と呼ばれるデータプロバイダーに対して、スマートコントラクトと外部データのブリッジ役となるようなインセンティブを与える。

クラーケンは2011年に米国で誕生した歴史のある暗号資産取引所だ。

日本では2014年から暗号資産取引サービスを開始。2018年には一時サービス終了となるも、日本での暗号資産交換業者のライセンスを取得し、2020年9月から再開した。

投資ファンド「クラケーン・ベンチャーズ」ではフィンテックや暗号資産企業、分散型金融(DeFi)、サイバーセキュリティなどのスタートアップに投資している。

画像:Shutterstock