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コナミ、「悪魔城ドラキュラ」のNFTを販売 事業本格化へ

ゲーム事業やスポーツクラブ運営等を手がけるコナミホールディングス(以下、コナミ)は6日、名作ゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズを題材としたNFT(非代替性トークン)の販売を開始すると発表した。このNFTは「KONAMI MEMORIAL NFT」の第一弾として販売される。

悪魔城ドラキュラは、1986年に第一作が発売されたアクションアドベンチャーゲームシリーズ。独特の世界観や美麗なビジュアル、荘厳なBGMなどは世界中で人気を博しており、今もなお高い支持を受ける人気シリーズだ。

悪魔城ドラキュラのNFTは、過去の人気作から選ばれたゲームシーンやBGM、新規描き下ろしビジュアルなど14のアート作品を「Castlevania 35th Anniversary NFT」と銘打ち販売する。発行点数は各1点のみ。

大手NFTマーケットプレイス・OpenSeaにて、日本時間1月13日7時から1月15日11時にかけてオークション方式での販売を行う予定だ。また、NFTの初回購入特典として、KONAMI MEMORIAL NFTの公式ホームページにニックネームを掲載する権利が付与されるという。

コナミはKONAMI MEMORIAL NFTについて、「お客様から愛され続けてきたコンテンツをアートとして残していく取り組みです」とした上で、今後も自社のIP(知的財産)による新たな商品を検討していると説明している。

2021年にNFTは世界的なブームとなった。国内においても様々な事例が見受けられるようになり、今後も加速度的に取り組みが行われていくとみられる。

国内ゲームメーカーでは、一足先にスクウェア・エニックスがNFTに関する取り組みを始めている。

昨年3月、スクウェア・エニックスはブロックチェーンゲーム開発等を行うdouble jump.tokyoと共同開発を行い、人気ゲーム「ミリオンアーサー」シリーズのNFTデジタルシールを販売すると発表した。その後、NFTデジタルシール第一弾となる「資産性ミリオンアーサー 第一弾“―資産王、君臨―”」が10月に発売され、即時完売状態になるなど、大きな反響があった。

スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」、「キングダムハーツ」など、世界的なIPを保有する企業であり、今後これらのシリーズがNFT化されることも予想される。

コナミにおいても、「メタルギア」や「がんばれゴエモン」など、数多くのIPを抱えていることから、今後のNFT事業の展開に大きな注目が集まるだろう。

画像:Shutterstock