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ドージコイン財団がロードマップを初公開 ヴィタリック氏との協力関係も明らかに

暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の基盤開発を手がけるドージコイン財団が23日、初めてのロードマップ「Dogecoin Trailmap」を公開した。

財団のアドバイザーにはドージコインの創設者や開発者、テスラ社のCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏のほか、新しくイーサリアムの共同創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏も加わっている。

今回発表された「Dogecoin Trailmap」では8つのプロジェクトが提案されている。ドージコインのWebサイトや開発ライブラリのリニューアルなど、同通貨のユーティリティを拡大させることに焦点を当てたプロジェクトもいくつか登場した。

提案されたプロジェクトは以下の通りである。

  • Dogecoin.comリニューアルとDogepediaの追加
  • Libdogecoin:洗練されたプログラムライブラリ
  • Dogecoin Standard:仕様書の公開
  • GigaWallet:ドージコイン導入をサポートするイニシアチブ
  • Dogecoin Keyring:安全性のためのアプリと開発キット(詳細未公開)
  • RadioDoge:SpaceX社のStarlinkが関連か(詳細未公開)
  • Community Staking:PoS×ステーキング(詳細未公開)
  • Point of Sale:レイヤー2アプリケーション(詳細未公開)

各プロジェクトのなかでも注目すべきなのは、7つ目に掲げられたコミュニティステーキングだろう。

同財団が発表した内容によると、ヴィタリック氏の協力のもと、コミュニティステーキング版のPoS(プルーフオブ・ステーク)をドージコインに導入する計画だという。

コミュニティステーキング版のPoSは従来のPoSとは異なり、ステーキングした通貨量の大小にかかわらずコミュニティ参加者全員が、ネットワークへの貢献の対価として報酬が得られる仕組みだ。

ドージコイン財団は今後もそれぞれのプロジェクトの詳細を公開していく予定としている。

同財団は2014年に設立されたものの、活動を一時休止していた。しかし今年8月、ドージコインのエコシステムやコミュニティサポートなどを行い、ブロックチェーンの未来を推進していくとして活動を再開している。

画像:Shutterstock