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世界初、前澤友作氏が宇宙で撮影した写真・動画をNFT化し発行

前澤友作氏は16日、宇宙で撮影した写真をNFT(非代替性トークン)化し、発行したことを発表した。

同氏は今月8日、日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する民間人として宇宙に飛び立った。

前澤氏は、宇宙空間で撮影した最初の写真を「Rendezvous」と名付け、滞在中のISSからNFTを発行。同作品は、前澤氏を含む3名のクルーが搭乗する宇宙船「ソユーズ」が、ISSへドッキングする直前(距離50m)に、ソユーズの左側窓から、前澤自らの手によって、iPhone 12 Pro Maxを使用して撮影されたものだ。写真にはISSだけでなく、ドミニカ共和国など、カリブ海の島々を確認することができる。

NFT化にあたり、NFTに特化した事業を展開するHashPaletteのNFT特化型ブロックチェーン「Palette」が採用された。

Paletteは日本発のデジタルコンテンツNFTの発行・管理・流通に特化したブロックチェーンネットワークであり、ユーティリティトークンのパレットトークン(PLT)は今年7月にコインチェックによる国内初のIEO(Initial Exchange Offering)銘柄として上場している。

HashPaletteは2020年よりNFT特化ブロックチェーンPaletteの開発を行ってきた。同社のNFT領域における広範囲の知見とノウハウを活かし、今回のNFTの活用において全面サポートを行っているという。

プレスリリースでは、今回のプロジェクトにおいて「クロスチェーン機能による高い流通性、また、独自のガスレス設計が、宇宙におけるアート・エンターテイメント分野での価値創造を地球環境へ負荷をかけることなく継続的に実現できる永続性が評価」され、Paletteの採用に至ったと説明。

また、NFTのメタデータ保管先として分散型ストレージシステムであるIPFSを採用することで、より恒久的に価値を保存できる仕組みを実現するという。

今回、プロデュースを担当したのは、HashPalette代表取締役CEOである吉田世博氏と前澤氏の共同出資企業であるARTTODAY。同社は今後、プロの宇宙飛行士を含む、様々な撮影者が撮影する「宇宙から撮った地球」をテーマに作品のNFT化及び掲載、権利の売買などが可能なプラットフォームの提供を予定している。

画像:Shutterstock