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米Valkyrie、ビットコインを保有する企業に投資するETFをローンチへ

米暗号資産(仮想通貨)管理企業のValkyrieが15日、ビットコインに関連したETF(上場投資信託)をローンチしたことが明らかになった。同社が11月に米証券取引委員会(SEC)に申請していたETFが承認され、上場に至った形となる。

今回ローンチされた「Valkyrie US Innovative Balance Sheet ETF(ティッカー:VBB)」は、MicroStrategy(マイクロストラテジー)やBlock(旧Square)、Tesla(テスラ)など資産の一部としてビットコインを保有する企業の有価証券に投資する商品だ。

ValkyrieがSECに提出した書類では、同ETFの投資対象になりうる企業について「比較的少額のビットコインを保有・取引している企業を含め、ビットコインに投資、または直接保有している企業も対象にする可能性がある」と説明されていた。

ValkyrieのCIOを務めるSteve McClurg氏は米暗号資産関連メディアCoindeskに対し、今回のローンチに関して「VBBはビットコイン先物ETFのような多額の資金流入を実現することは恐らくない」とした上で、VBBに魅力を感じる市場も存在する旨を伝えた。

同氏によると、ファイナンシャルプランナーが先物商品をプラットフォームに導入できないことも多いため、そこでVBBのように暗号資産に前向きな企業に連動したETFへの需要が存在するという。

従来の金融商品を介して暗号資産やブロックチェーンに投資ができるような商品は、過去にもいくつか登場している。

例えば、Amplify Investmentsの「Transformational Data Sharing ETF(ティッカー:BLOK)」はブロックチェーン技術に投資する企業に連動している商品で、2018年にローンチされていた。

また、10月にProsharesから米国で初のビットコイン先物ETFが承認されたのも記憶に新しい。それに続けてValkyrieも米国で2番目となるビットコイン先物ETFをローンチしている。

画像:Shutterstock