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Block、Cash Appにビットコインのギフト機能を追加

米決済大手Block(旧Square)は15日、同社が提供する決済アプリ・Cash Appにビットコイン のギフト機能を追加したと明らかにした。同日、公式Twitterを通じて発表した。

発表によると、この機能では1ドルから株式やビットコインを送ることができるという。ユーザーは直接ビットコインなどを保有する必要はなく、Cash Appがビットコインなどを相手に送るようだ。

多くのユーザーが利用するCash Appにおいて、簡単にビットコインをギフトとして送ることができるというのは、暗号資産(仮想通貨)の参入障壁を下げることにもつながる試みと言えるだろう。

こうした取り組みはBlockだけにとどまらない。米暗号資産取引所Coinbase(コインベース)がすでに同様のギフト機能を追加しているほか、先日には米投資アプリRobinhood(ロビンフッド)が暗号資産のギフト機能をテストしていることが判明した。

Bloombergによると、ロビンフッドの利用ユーザーは180字以内のメッセージを添えてギフトを送ることができ、さらに相手が受理前であればいつでも取り消すことができるという。ロビンフッドのベータ版アプリから今回の取り組みが明らかになったようだ。

ロビンフッドでは現在、ビットコインやイーサリアム、ドージコインなど7銘柄の暗号資産を取り扱っている。特にドージコインは同社の第1四半期における暗号資産取引による収益34%を占めるなど、高い人気を誇る。

先日、暗号資産レンディングサービスを提供するBlockFiが発表した意識調査によれば、今年のホリデーシーズンにおいて10人に1人が暗号資産をプレゼントする予定だと回答した。

一方で、暗号資産をギフトとして贈る方法について理解していると答えたのは25%以下であったとの結果も出ている。

こうした状況も踏まえると、大手企業がツールを提供するというのは大きな効果を生み出す可能性がある。

なお、この意識調査では若年層に近づくほどドージコインを好んでいることが明らかになっている。ロビンフッドも若い世代を中心に利用されていることを踏まえると、いかにドージコインが若年層に支持されているかがわかる。

画像:Shutterstock