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宇宙からNFTを発行・販売するプロジェクトが1月1日からスタート

世界的にGameFi事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd(DEA)とバスキュール社は3日、共同で国際宇宙ステーション(ISS)からの映像をNFT化する世界初のプロジェクトを実施すると発表した。

バスキュールはISS日本実験棟「きぼう」に開設した「KIBO宇宙放送局」を使い、ISSと地上間の双方向ライブ番組配信システムを構築し、宇宙×エンターテインメントの先進企業として知られる。

2021年12月31日23時30分(予定)から宇宙を舞台に年越しライブ配信を行い、「宇宙での年越しカウントダウン」「宇宙の初日の出」という宇宙ならではのモーメントを視聴者とシェア、恒例行事化を目指す。

バスキュールのKIBO宇宙放送局は、2022年に2回の技術実証を成功させ、2021年に本格事業化。9月には漫画「ONE PIECE」との共同プロジェクトを成功させている。

今回はNFT事業を展開しているDEAとの共同事業として、世界初の宇宙からNFTを発行・販売するプロジェクト「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」を実施する。

番組では、KIBO宇宙放送局のTwitterアカウントをメインにライブ配信。前回は550万人を超える視聴者だったが、今回はそれを上回る企画も準備中とのことだ。「#宇宙なう」など、特定のハッシュタグをつけてツイートすると、ヘルメットに自分のアイコンを反映させた宇宙飛行士が地球のライブ映像の上に飛び出してくる演出をはじめ、視聴者参加型企画などが実施される予定だ。

そして、ISSでも使われているグリニッジ標準時(GMT)の0時0分0秒を起点に、2022年の最初の地球一周の画像を2022枚のNFTアートとして、リアルタイム生成する。撮影時刻と、その瞬間のISSの位置情報が刻み込まれ、ひとつとして同じモノのない歴史的価値のあるNFT作品にする。プロジェクト参加者は、地球一周の旅のライブ配信を鑑賞しながら、リアルタイムに生成されるNFTアートを購入できる。

合わせて、KIBO宇宙放送局のマスコットキャラクターのNFTコレクション企画「ASTRO-DOGU 2022」も準備中だ。

なお、今回のプロジェクトの初回販売額の20.22%を次世代超大型望遠鏡などを推進する国立天文台(NAJO)をはじめとする国際的な宇宙プロジェクトや、次世代の子供たちに宇宙の魅力を伝える活動に寄附するドネーションNFT企画にもなっている。

販売されるNFTは2種類で、それぞれ販売数は限定で2022点。価格は0.1011ETHと0.2022ETHとなっている。

画像:Shutterstock