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米コインベース、adidas Originalsとの提携を発表

スポーツ・ファッションブランド「adidas Originals」が25日、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)と提携することを発表した。

adidas Originalsも公式Twitterで、「私たちはコインベースとパートナーシップを結んだ」とツイートしている。コインベースがそのツイートを引用し、「ようこそ、パートナー!」と述べた。

今回の提携について詳細は発表されていないが、adidas OriginalsがオリジナルNFTコレクションをコインベースのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスにおいて販売する計画があると推測されている。

adidas Originalsは今月17日、NFTの技術を活用した認定書「POAP」を無料配布したことで話題になった。23日には、メタバース「The Sandbox Game」とコラボレーションすることを示唆するツイートを投稿。The Sandobox Gameの中に、adidasのロゴが光り輝き、土地を確保したとする内容だった。なお、adidasロゴの土地には「予約者SandboxGames」と記載されている。

また、コインベースが暗号資産のウォレットサービスを提供する「BRD」を買収することも同日明らかになった。この買収はNFTでのマーケットにおける先行化のためと推測されている。

BRDのメンバーがコインベースでサービスの開発・運営を行うようになる以外、現時点で大きな変更はない。ユーザーはこれまで通り、ウォレットを利用することができる。BRDはコインベースで分散型システムのメリットを多くの人に享受できるよう取り込んでいくという。

BRDのウォレットは170以上の国で使用可能だ。14種類の言語に対応し、ウォレットアプリを2014年にローンチして以来、ユーザー数は1,000万人を超えている。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など70以上の銘柄に対応している。自らが秘密鍵を管理して資産保有するセルフカストディ型のウォレットとしては普及率が非常に高い。

BRDは暗号資産の普及に努め、「分散型」「セキュリティ」「ユーザー自身の資産管理」の三本柱をキーワードに事業展開をしてきた。コインベースが参加したとしてもその姿勢に変化はないという。また、同社は米リップルやSBIホールディングスの出資を受けていることでも知られる。

画像:Shutterstock