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ディズニーがVeveとNFTグッズ販売計画

28日、ディズニーとVeveは米ストリーミングサービスのDisney+(ディズニープラス)のリリース記念日を祝し、NFTのデジタルコレクティブルシリーズをローンチすることを発表した。

NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークン。アニメやゲーム、アートなどのコンテンツの固有性や保有を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に急ピッチで拡大している。

VeveはNFTの収集、取引のアプリを提供しており、キャラクターのNFT提供支援を手がけている。今まで、米マーベル・エンターテインメント社やDCコミックス社と連携し、「スパイダーマン」「バットマン」などのNFT化を行ってきた。

今回の試みはDisney+のプロモーションでもあり、NFTコレクションを購入したユーザーに、サブスクリプション3ヶ月分、ウルトラレアを購入した場合は12ヶ月分のDisney+チケットが付与される。対象国は、米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリア、オランダ、スペイン、メキシコ、シンガポールとなっている。日本は対象外だ。

Golden Momentsデジタルグッズとして販売されるコレクションは、デジタルの黄金の彫像のデジタルフュギュアとして11月12日に販売される予定だ。

現在、マーベルコミックスのデジタルフュギュアやデジタルコミックスが販売されているが、販売するや1秒で完売になるほどの人気となっている。今回のGolden Momentsも即完売が予想され、二次流通で高騰する可能性がある。

Veveマーケットプライスではアクティブユーザーが50万人を超え、販売されたNFTは200万を超える。10月始め、Veveはニューヨークコミコンを祝い、スパイダーマンやサノスなどのマーベルキャラクターを含むNFTを毎日ドロップした。プラットフォームは活況の賑わいを見せたが、大きなトラブルは生じなかった。

こうした前哨戦とも言えるサービス展開が、人気キャラクター王国ディズニーを迎えるにあたり、Veveの技術力を備えることにつながったのだろう。そのようなVeveの進化と、NFTの市場拡大、市場開発にようやくディズニーが乗り出した格好となった。

画像:Shutterstock