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BlockFi、ニューバーガー・バーマンと提携 ビットコイン関連投資商品立ち上げ計画

米独立系の大手資産運用会社ニューバーガー・バーマン(Neuberger Berman Group LLC)は25日、大手暗号資産(仮想通貨)レンディング企業BlockFiと提携し、ビットコイン関連などの投資商品を立ち上げていく計画を発表した。

両社が進めるのは、ビットコイン関連のETFや投資信託を含む、暗号資産の資産管理運営商品で、顧客が既存の証券口座から利用できるようにする。

米国では先週、2つのビットコイン先物EFTが上場した。ニューバーガー・バーマンとBlockFiはビットコインEFTの普及が今後新たな顧客需要を生み出すと見込んでいる。

ニューバーガー・バーマンは株式や債券などを機関投資家や富裕層に提供する資産運用会社だ。現在、約40兆円の資産を運用している。同社運用のコモディティファンド(Commodity Strategy Fund)は今年8月、最大5%の資金を米ビットコイン先物EFT、カナダのビットコインEFTなどで運用することが可能になった。

Commodity Strategy Fundはミューチュアルファンド(投資信託の一種)で6月末までにはゴールドやコーン、ブレント原油などのデリバティブを運用しており、180億円規模に達している。

またBlockFiは10月中旬にビットコイン先物EFTの申請書類をSECへ提出した。承認期限は12月23日とされる。

BlockFiのGreg Collett社長は、「EFTやその他の伝統的な構造を含む暗号資産を発売し、投資家が証券口座で暗号資産に触れることができるようになる」と期待を述べた。

両社によれば、このパートナーシップはBlockFiのリテールおよび、機関投資家向けの暗号資産ソリューションと、ニューバーガー・バーマンの一連の暗号資産戦略を組み合わせたものであるという。

同社社長は続けて「デジタル資産に対する投資家の感情が大きく変化しており、デジタル資産は現代のポートフォリオで考慮すべきだ」と述べた。

画像:Shutterstock