月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • Symbol(XYM)、ビットバンクに上場 他国内取引所も取扱い時期に言及

Symbol(XYM)、ビットバンクに上場 他国内取引所も取扱い時期に言及

5日、国内暗号資産(仮想通貨)取引業者ビットバンクがSymbol(XYM)の取扱いを開始した。翌6日には、コインチェックがXYMの配布を年度内に行うと発表。さらに7日、GMOが10月20日よりXYMの取扱いを始めると発表した。XYMの価格は今月1日で約16円であったが、これらの発表を受け、2倍超上昇し一時は39円をマークした。

SymbolとはNEM(XEM)の大型アップデートで今年3月に新しく誕生したプラットフォームだ。NEMのネットワークとは別に稼働し、オプトインを宣言した保有者については、スナップショット時のXEMの保有量に応じて新しい暗号資産であるXYMが同量配布された。取引所でのXEM保有者に対しては、それぞれの取引所でのXYMの取扱開始によってXYMが配布されるため、多くのXEM保有者がいるコインチェック、bitFlyerなどによるXYMの取扱い開始がユーザーから切望されていた。

国内取引所においてXYMの取扱いは、Zaif、サクラエクスチェンジに継ぎ、ビットバンクが3番目となる。

SymbolのネットワークではNEMと比較して処理速度が大幅に上昇しセキュリティが強化された。それに伴い実用性もかなり増した。

公式サイトによれば、Symbolに搭載される便利な性能として、アグリゲートトランザクションという新機能がある。複数の取引処理を第三者の介入なしにひとまとめにして処理できる機能だ。例えばチケットの購入の際に代金の支払いとチケットの受け渡しをまとめて処理することで、代金を払ったのにチケットを受け取れない、チケットを渡したのに、代金を貰えないなどのトラブルを防ぐことができる。また、アポスティーユ機能では、ブロックチェーンを利用して文書のやり取りをすることで改ざんを防ぐことができる。

Symbolはネット上のショッピングやビジネスでのやり取りなど、多彩な用途で使うことができるように、工夫がなされている。

5日にビットバンクが取扱い開始してから、XYMは国内での人気を表すかのように価格は上昇。この流れに乗じてコインチェックとGMOが取扱い開始時期を発表した形だ。なお、bitFlyerを含む複数の取引所は未だ沈黙を貫いている。

画像:Shutterstock