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集英社、「ONE PIECE」の活版印刷作品販売 NFT証明書を利用

「週刊少年ジャンプ」等の出版を手がける集英社は25日、マンガアート販売事業「集英社マンガアートヘリテージ」において、尾田栄一郎氏の代表作である『ONE PIECE』の連載1000話およびコミックス100巻発売を記念し、活版印刷作品「The Press」10点の販売を開始すると発表した。抽選販売申込受付期間は2021年9月25日(土)から10月3日(日)までとなっている。

この作品は1話〜1000話のなかから名シーンをセレクトし、現在では希少になった1960年代製のハイデルベルク大型活版印刷機でプリントする。強い圧力をかけて刷られることで印刷面が凹み、独特の表情を作り出すことができるようだ。

用紙は1829年に創業されたドイツの製紙会社GMUND社の「グムンド・コットン マックスホワイト」を使用する。美しさに加え長期の保存性にも優れたコットン100%のファインペーパーだという。

さらに、1000話の最終見開きを作品化したプリントには、当該話が掲載された「週刊少年ジャンプ」を実際に印刷した樹脂板がセットになっている。エディションは各作品16〜20枚に限定し、スタートバーン社のブロックチェーンNFT証明書発行サービスを用いて価値の保証や来歴を永続的に記録していくとしている。

集英社マンガアートヘリテージは今年3月に立ち上げられた新事業だ。立ち上げの際には、マンガ作家の画業に新たな光を当て、その作品に「美術品」としての永続的な価値を与える新しい取り組みを行うと説明している。

また新事業立ち上げに伴い、「ONE PIECE」をはじめ、池田理代子氏の「ベルサイユのばら」、坂本眞一氏の「イノサン」の3作品の販売を行なった。

画像:Shutterstock