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バイナンスUS、3年以内の上場に意欲

暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)のCEOであるCZ氏が、米国法人であるバイナンスUSのIPO(新規株式公開)を目指していることがわかった。1日、The Informationのインタビューで判明した。

CZ氏は同紙へのインタビューで、「3年以内のIPO実施を視野に入れている」とコメント。具体的なスケジュールなどには触れなかったものの、IPOは自社の成長だけでなく、暗号資産市場の状況にも左右されるだろうとの見解を示した。

その上で、「Coinbase(コインベース)がやったことに倣ってやるだけだ」と述べ、実現に向け自信も覗かせた。

CZ氏は7月にもタイの大手銀行であるSiam Commercial Bank主催のイベントにおいて、バイナンスUSのIPOについて前向きな発言をしている。またその際には、バイナンス自体の上場にも触れたが、「会社構造が整っていればIPOも容易になる。しかし(大元のバイナンスの上場は)まだ時期尚早だ」と述べるに留まっている。

現在の暗号資産市場は再びビットコインが550万円ほどまで上昇し、イーサリアムも40万円台に復帰するなど、ピーク時の価格を見据えた推移を見せている。一方で、バイナンスは日本や英国をはじめとした各国の規制当局より警告を受けるなど、苦境に立たされている状況だ。

そういった背景もあり、現在バイナンスはコンプライアンスの整備やマネーロンダリングなどの犯罪防止対策に注力するなど、各国の理解を得るために積極的な活動を行っている。

先日には、規制当局との関係強化を睨み、元DigitalXのCEO兼取締役であるLeigh Travers氏をバイナンスのオーストラリア法人であるバイナンス・オーストラリアのCEOに抜擢した。Travers氏もバイナンスブランドの成長と規制当局との関係構築に注力する姿勢を見せている。

こうした動きがあるなかで、CZ氏は7月に自身の進退について言及している。

後任候補が定まった段階で具体的な検討をするとしているが、「完全に規制された金融機関への移行を進める」というバイナンスの姿勢を鑑みると、規制面に知見がある人物をトップに据えることで事業を円滑に進めたいという狙いがあるものとみられる。

画像:Shutterstock

                                   
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