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米PLAYBOY、ジェンダーやセクシャリティをテーマにしたNFTアート募集

米PLAYBOYは1日、ジェンダーやセクシャリティをテーマにしたNFT(非代替性トークン)のアート作品を募集することを開始した。

全てのアーティストを対象とし、これまでに発表されたことのない新作アートを募集する。投稿された作品のうち50作品が選出され、PLAYBOYがNFTとして発行する予定だ。

PLAYBOYは取引手数料を徴収せず、利益は全てクリエイターに還元するという。

今回の取り組みは、PLAYBOYとNFT関連の非営利団体であるSevensによる全4回の展示会のうちの1回目にあたる。この展示会は、多様なアイデンティティの力を備えるアーティストたちにプラットフォームを提供することを目的としているようだ。

Sevensは公式ホームページで、「従来の枠を超えたジェンダーやセクシュアリティの概念を進化させているデジタルアートコミュニティのメンバーを、PLAYBOYとSevensによる初めてのコラボに招待できて誇りに思う」とコメントした。

応募期間は9月1日から10月1日までとなっており、審査は11月1日までに行われる。その後、11月開催予定のイベント「NFT NYC」で展示される予定だ。

PLAYBOYは米国で1953年に創刊された歴史ある成人向け娯楽雑誌。今年4月にはNFTマーケットプレイス・Nifty Gatewayとの提携を発表し、NFT事業へ積極的に取り組み姿勢を見せている。

提携を通じ、同誌で取り上げられた写真やアートのアーカイブを活用したNFTアート作品をリリースしていくとしている。5月にはアーティストSlimesundayと共同でNFTコレクション「Liquid Summer」を発表した。

同社はNFTのみならず、暗号資産(仮想通貨)にも強い関心を示している。2018年には同社が運営する放送チャンネル「Playboy TV」において、ビットコイン決済を導入した。

世界的な娯楽誌であるPlayboyが暗号資産やNFTに積極的な姿勢を見せることで、今後さらに認知拡大が進むことにもつながるだろう。

画像:Shutterstock