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前澤友作氏、日本初IEOのパレットトークン親会社に約4.8億円出資

株式会社HashPort(以下、HashPort)は3日、ZOZOTOWNの創業者であり株式会社スタートトゥデイ(以下、スタートトゥデイ)代表取締役の前澤友作氏を引受先とし、総額約4.8億円の資金調達を実施したと発表した。

HashPortは「すべての資産をデジタル化する」をミッションに、ブロックチェーンの社会応用を支えるソリューションプロバイダーとして事業を展開している企業だ。暗号資産交換業者を含む多くの日本国内の企業に、新規暗号資産(仮想通貨)取扱関連サービスやコンサルティングサービスを提供している。

2020年よりNFT特化ブロックチェーン「パレット(Palette)」を開発し、2021年3月よりテストネットを開始した。これは、日本初のNFT特化ブロックチェーンとして、世界トップティアのブロックチェーンプロジェクト4社、国内外の大手暗号資産取引所3社、東証一部上場企業2社を含む計12社をコンセンサスノードに迎え、共同でネットワークの運営を行なっている。

 また2021年7月には、パレットで利用できる暗号資産であるパレットトークン(Palette Token /PLT)が、国内暗号資産取引所コインチェックにおいて、初となるIEO(Initial Exchange Offering)を行った。

 パレットエコシステムの目標は、日本コンテンツの世界への発信と、世界市場で戦える日本発のブロックチェーンサービスの創出だ。この度、トークンエコノミーに強い関心を持つ前澤友作氏と新しいビジネスを共創すべく、資金調達を実施したという。

今回、HashPortに出資した前澤氏は、2021年のForbes長者番付では世界1,664位、日本30位。保有資産額はForbes長者番付が発表された時点で、19億米ドル(約2,075億円)の資産を誇る。近年は新型コロナウイルスの感染流行による被害拡大に対し支援活動を数々行っていることでも知られている。

今回、前澤氏から調達した資金は、パレットにおけるコンテンツの獲得とトークンエコシステムの拡大加速化に充当する。また今後、同氏と共にブロックチェーンを活用した新しいサービスを提供予定だ。

前澤氏は出資にあたり「今回いろいろなご縁もあって、ブロックチェーンのコンサルティング事業やNFT事業に強みを持つHashPortさんに投資させていただくことになりました。トークンエコノミーやNFTなど、未来に新たな価値を生み出すブロックチェーンの技術に、また国内初のIEOに果敢に挑戦される企業風土や吉田社長にも大きな期待を抱いています。私自身も積極的にこの新しい可能性に携わっていきたいと思います」と、述べた。

画像:Shutterstock