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メジャーリーグのドジャース、チャンピオンリングをNFTとして販売

米メジャーリーグ(MLB)のロセンゼルス・ドジャースは8日、2020年のワールドシリーズを優勝し獲得したチャンピオンリングをNFT化し販売すると発表した。同日、CNBCなどが報じた

https://twitter.com/CandyDigital/status/1413560520997699585

12日から15日にかけてオークションが開催され、落札者にはドジャースタジアムでの観戦に加え、始球式を行うことができる権利も付与されるという。

なお、オークションの収益は球団の慈善団体であるドジャース財団に全て寄付されるようだ。

また、12日からはドジャースに関連した別のNFTも販売される。こちらは回転する2020年のワールドシリーズのロゴが発光しながらドジャースのチームロゴに変わり、また元に戻るというループ映像になっており、20.20ドル(約2,225円)の固定価格で販売される。このNFTで得た収益もドジャース財団に全て寄付するとしている。

今回のオークションは、今年6月にMLBとパートナーシップを結んだNFTマーケットプレイス・Candyにて行われる。

Candyを運営するCandy Digital社は、スポーツグッズ企業Fanatics社のエグゼクティブチェアマンであるMichael Rubin氏や起業家のGary Vaynerchuk氏、ブロックチェーン金融サービス企業Galaxy Digital社の創業者兼CEOであるMike Novogratz氏が共同で設立した企業。

同社はMLBとのパートナーシップ締結時にニューヨーク・ヤンキースで活躍したLou Gehrig(ルー・ゲーリッグ)選手のNFT販売を発表した。これは1939年にGehrig選手が行った引退スピーチと同選手の銅像をNFT化したもので、収益は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の慈善団体に寄付される予定となっている。

オークションは7月4日から8日にかけて行われ、暗号資産(仮想通貨)取引所Geminiの共同設立者であるTyler Winklevoss氏が7万444ドル(約776万円)で落札した。

MLBは4月にもNFT関連の発表をしており、その際は米大手トレーディングカード会社Toppsと提携し、MLB公式のNFTを発行したことで話題となった。

画像:Shutterstock