2021.07.01
米Twitter社が、独自のNFTを発行し、無料配布を行った。
今回同社が発行したNFT(Non-Fungible Token)はいずれも個人所有を目的としており、営利目的での販売などが行われない非売品となっている。同社の独自NFTは、NFTマーケットプレイス「Rarible」で公開されている。
米Twitter社の公式Twitterアカウントは、日本時間の6月30日に7種類のNFTを紹介する映像メディアをツイートした。
それぞれのツイートには、「Furry Twitter(毛だらけのTwitter)」「twttr jggl (プルプルTwitter)」などという遊び心のある文言とともに、GIFメディアが投稿された。
なかには、国内初の携帯型人気ゲーム「たまごっち」のスクリーンにTwitter社のCEOであるJack Dosey氏の最初のツイートが映し出されている様子が描かれたNFTもある。それぞれのNFTは20個発行され、合計で140人のTwitterユーザーに配布されるという。
NFTを受け取るユーザーは抽選で選ばれる。抽選へ参加するにはTwitterの公式アカウントをフォローし、NFTが紹介されたツイートに返信(リプライ)をする必要がある。抽選で選ばれたユーザーには、TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)機能で該当するNFTが送付されるという。
今回公開されたNFTにも登場したDosey氏の最初のツイート「Just setting up my twttr」は、今年3月にも1度注目を集めている。
当時、Dosey氏は自身のツイートをトークン化し、NFTマーケットプレイス「Valuables」でオークションを行った。その際、290万ドル(約3億2,200万円)で落札されたことで話題を呼んだ。
NFTは今年初頭から大きく注目を集め、多くの大企業や著名人が参入した。国内でも様々なNFTが登場し、注目度は日に日に高まっている。
Twitter社のような大手企業がNFTを開拓し、さらに様々な業界から注目を集めている分野であることから、これから加速度的に広がりを見せていく可能性が高いと言えるだろう。
画像:Shutterstock