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CoinMarketCapが暗号資産スワップ機能をローンチ

暗号資産(仮想通貨)分析サイトのCoinMarketCapが、暗号資産取引の新機能としてスワップ機能をローンチした。29日、同社がブログで発表した。

CoinMarketCapは、暗号資産価格をはじめとした、暗号資産に関する様々なデータを提供するサイトだ。

今回の新機能のローンチによって、同サイトでは価格情報の確認と同時に、暗号資産の交換(スワップ)が可能になった。同じプラットフォーム内で価格の確認と取引ができるようになるため、ユーザーにとって便利な仕様であると言えるだろう。

今回のローンチ時点では、大手分散型取引所(DEX)のUniswap(V1およびV2)のサービスが利用できるという。CoinMarketCapのWebサイトにウォレットを連携すれば、イーサリアムのERC-20規格の暗号資産をスワップできるようになる。

また、UniswapでサポートされているウォレットがCoinMarketCapのプラットフォーム上でも利用できるようになる。代表的なウォレットとして、MetaMaskやWallet Connect、Coinbase Walletなどが挙げられる。

CoinMarketCapとUniswapは利用するユーザーが非常に多いため、今回のサービスが与える影響は大きいだろう。

CoinMarketCapは2013年に設立。暗号資産の価格情報を提供する会社として成長し、2020年4月には大手暗号資産取引所のBinance(バイナンス)に買収されたことで知られている。

同社Webサイトの5月の月間訪問数は2億7,000万を超えていることから、その人気の高さがうかがえる。

一方で、Uniswapは分散型取引所の中でも最大手の取引所だ。2018年に設立し、現在の取引高は全分散型取引所の取引高の60%以上を占めている。

今回の新機能のローンチをきっかけに、スワップ取引を利用するユーザーも一定数にのぼると考えられる

画像:Shutterstock