2021.06.09
9日、エルサルバドルにおいて世界初となるビットコインの法定通貨化法案が可決された。同国のNayib Bukele大統領は先日、ビットコインの法定通貨化を目指すと発表していた。
9日に提出された法案は同日中に議会に持ち込まれ、賛成多数で可決された。正式な投票では、84票中62票が賛成票だった。
議会を映した映像では、投票後に拍手が湧き起こる様子が映し出されている。法案可決後、Bukele大統領はTwitterにて、無事法案が可決されたことを報告した。
今回のエルサルバドルによるビットコインの法定通貨化は、暗号資産(仮想通貨)業界にとって歴史的な出来事になった。また国際社会全体においても、非常に重要な事例になったことだろう。
なお、本法案は可決から90日後に施行される。
エルサルバドルによるビットコインの法定通貨化に向けた動きが明らかになった際には、中南米諸国を中心に同調するような発言も見受けられたため、今後同様の事例が生まれる可能性も十分に考えられる。
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