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米上場企業Metromile、保険サービスにビットコインを導入

自動車保険サービスを手掛ける米ナスダック上場企業のMetromileは6日、近日中に保険契約者が保険料の支払いと保険料の受け取りでビットコインを利用できるようにすると発表した。

Metromileによると、保険料の支払いおよび保険金の受け取りを暗号資産で利用可能にする保険会社は同社が初だという。

またこのサービスを提供する目的で、2021年第2四半期中に1000万ドル(約10億9,000万円)分のビットコインを購入することも併せて発表された。

同社は暗号資産による支払いを可能にすることで、より公平な保険サービスへの取り組みを支援するだけでなく、暗号資産が消費者の資産の中でより重要な部分を占めるようになることで、保険契約者の経済的な回復を促進することができると考えているようだ。

Metromileの保険はリアルタイムでパーソナライズされたものとなっており、走行距離に応じて保険料が設定されていることが特徴だ今後、さらにドライバーのライフスタイルや個々のニーズに合わせて、より多くの選択肢と柔軟性を提供していくという。

MetromileのCEOであるDan Preston氏は、「我々はブロックチェーン技術が持つ可能性を信じている。一方で、分散型金融や暗号資産を取り入れることが、保険サービスにおいて長期的にどのような優位性を生み出すかについてはまだわからない。しかし保険料や保険金の支払いにビットコインを選択肢に入れることは、重要な第一歩になると考えている」と語った。

Metromileは、米国で保険サービスを手がける企業の中でも特にAIの導入などで手続きや業務の効率化を図るなど、積極的にデジタル技術を導入する姿勢を見せている。

また顧客に合わせた同社の保険サービスでは、他社のサービスで支払った金額と比較し47%もの節約効果が得られるという。

画像:Shutterstock