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世界最大の格闘技団体UFCが暗号資産を発行へ

世界最大の総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)が、Chilizからファン・トークンを6月に発売することがわかった。4日、ChilizのTwitterで明らかになった。同時に暗号資産$UFCも発行する予定だ。

Chilizはスポーツやエンターテイメント分野に特化したブロックチェーンベースのファンエンゲージメントプラットフォームであるSocios.comを運営している企業だ。独自暗号資産チリーズ(CHZ)も発行している。

これまでに同社は、FCバルセロナやACミラン、ユベントスなど欧州の人気プロサッカークラブとファントークン発行などの事業提携を結んできた。

Chilizが発行するファントークンは、主にプロスポーツクラブが資金を調達する時に使われてきた。これらのトークン保有者は、クラブの決定に投票するために使用され、チームの追加収入源として機能している。また、ファントークン保有者には、VIP特典、限定プロモーション、チャットフォーラムなどのサービスが提供されるている。

UFCはラスベガスを拠点として1993年に設立。20年近くもの間、総合格闘技団体として、最強のファイターを生んできた。現在、UFCは数十億ドル規模のビジネスに成長し、そのブランド名は世界的に認知されている。

UFCの幹部であるTracey Bleczinski氏によると、UFCは世界中に6億2,500万人以上のファンを抱えており、「ファントークンは、ファンとUFCの距離を縮め、スポーツへの情熱に報いることができる魅力的な方法です」と語った。

今回のファントークンの発行は、ChilizとSocios.comがヨーロッパ以外の地域でのさらなる拡大を目指している中で行われた。

Chilizは今年、ファントークンを世界規模にするために少なくとも5000万ドルを米国進出のプロジェクトに充てることを表明していた。UFCも先月、「UFC」の名を冠した暗号資産と、対応するアプリケーションの商標を米国特許商標庁に提出した。

また米プロバスケットリーグのNFTトレーディングカード・NBA Top Shotを手掛けたDapper Labs社とも提携しNFTの発行準備もしている。

画像:Shutterstock