月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • アルトコイン急騰 イーサリアムやドージコインなどが最高値更新

アルトコイン急騰 イーサリアムやドージコインなどが最高値更新

ゴールデンウィーク期間中の暗号資産(仮想通貨)市場はアルトコインへの資金流入が顕著であったと言える。

特に時価総額2位のイーサリアムは好調な推移を見せ、大型連休前に30万円ほどであった価格が6日には38万円にまで伸びた。執筆現在においては少々落ち着き37万円台後半を推移しているが、DeFiやNFTにおける需要増などといった好材料が数多く存在することを踏まえると、さらなる価格上昇が見込める状況と言えるだろう。

イーサリアムは1週間比で25%以上上昇しているが、これを上回る暗号資産がいくつか散見される。なかでもドージコイン(DOGE)の価格推移はめざましく、一時価格は75円ほどまで上昇した。

記事執筆時点では68円ほどまで下落しているものの、1週間比で約100%増を記録したことで時価総額順位も4位まで上昇し、3位のバイナンスコイン(BNB)を射程圏内に捉えている。

そして最もホットな暗号資産として高騰しているのがイーサリアムクラシック(ETC)だ。ETCは先月30日時点で3,800円ほどを推移していたが、5月に入り4,000円台を突破すると、その勢いは衰えることなく2017年に記録した最高値である5,300円をも突破。6日には1万の大台も突破し、イーサリアム同様過去最高値を更新した格好だ。

DOGEとETCの価格高騰の背景としては、米投資アプリRobinhoodにおいて取扱いが決まったことも影響している。ビットコインキャッシュ(BCH)も同アプリでの取扱いが決まり前日比25%ほど高騰しているが、DOGEとETCの高騰はRobinhoodでの取扱い以前から見られていた。

ETCはイーサリアムの価格高騰に伴う関連銘柄買いが発生したものと考えられるが、DOGEに関してはSNSなどを通じたユーザーによる盛り上がりが価格面に強く表れていると見ることができる。

米テスラ社CEOのイーロン・マスク氏のツイートによって度々高騰が起きることからもわかるように、DOGEはいわゆる「ミーム株」の側面が強く、特段要因がなくてもSNSを通じて大きく価格が変動しやすい暗号資産だ。加えて、アルトコインの市況が好調であることも価格上昇を後押ししていると言える。

現在ビットコインは620万円台を推移しており、上値の重い展開が続いている。

これが要因となりアルトコイン循環が生じているため、今後しばらくの間ビットコインの推移に変化が見られなければ、アルトコインへのさらなる資金流入も考えられるだろう。

画像:Shutterstock