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東北地方の人気応援キャラクター「東北3姉妹」NFT化

一般社団法人オタクコイン協会、SSS合同会社、CryptoGames株式会社、株式会社BeyondConceptは14日、東北地方の応援キャラクター「東北3姉妹」をイメージキャラに起用したNFTを作成し、新たな実証実験を開始すると発表した。

実証実験では、今回販売・配布するNFTを所有しているオーナーだけが入れる仮想空間(メタバース)上の劇場にて、「東北ずん子」の特典映像が視聴でき、NFTの「デジタル所有権」の拡張を目指す。

NFTの所有者だけが仮想空間上の劇場で特典映像を視聴できる取り組みは、世界初だという。

東北ずんことは、東北地方一帯で食されているずんだ餅をモチーフとしたキャラクターだ。青森県のイタコを元にした姉の「東北イタコ」、秋田県のきりたんぽを元にした妹の「東北きりたん」を含めた東北3姉妹として人気を博している。

これまで、東北ずん子はクラウドファンディングで累計約1億円を調達しており、常に先進的な取り組みを行ってきた。音声の自然な読み上げを行えるソフト「VOICEROID」を活用した多くの動画がニコニコ動画やYouTubeで配信・視聴されている。

今回の実証実験では、仮想空間サービス「Conata」とコラボし、NFTオーナーだけが入場できる、「メタバース劇場@東北ずん子(仮)」をオープン。劇場内にて特典映像「東北ずん子ワールド」を視聴できる仕組みとなっている。

また、今回の実証実験の仕組みを応用し、アニメ・漫画・ゲーム・VTuberなどのデジタルデータをNFT化し販売する際に、先行試写会、監督および声優のインタビュー、作品作りの舞台裏の映像特典などをつけるなど、あらゆるコンテンツで汎用的に利用できる道筋を示したいという。そして、実際に運営側やクリエイターがNFTを導入する際に起こりうるメリットやデメリットを洗い出し、オープンに共有していくことで、日本が誇る「オタク文化」の発展の一助になればと期待しているようだ。

なお、今回のNFTは22日より順次発売される。

画像:Shutterstock