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米大手トレーディングカード会社 メジャーリーグ公式NFT発行

米大手トレーディングカード会社Toppsが、米大リーグ(MLB)の公式NFTの発売を明らかにした。12日、Toppsが公式サイトで発表した。

NFTの発売はToppsと米大リーグ機構、メジャーリーグ選手会が連携することで実現したという

発売元のToppsは1938年に設立。主力のベースボールカードに加え、欧州のUEFAチャンピオンズリーグ、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)、WWEプロレス、またスポーツ以外でも、スター・ウォーズなどのトレーディングカードを販売している老舗企業だ。最近はデジタル形式のトレーディングカードも発売している。

老舗のToppsが大リーグのNFT発売を決めた背景には、ライバル会社であるDapper Labsの存在も大きい。

Dapper Labsが2020年末に発売したNBAのNFTカードをコレクションできるシリーズTop Shotは現在大ヒットしている。発売以来、約400億円以上の売り上げを記録している。

今回、発売される大リーグのNFTは通常バージョンに加え、限定バージョンやより高い価値を持つプレミアムバージョンなど、様々な種類が発行される。また選手のプレイシーンなどもNFTにされるという。さらに、従来の紙製のトレーディングカードも発売される。

Toppsの幹部は、「大リーグのトレーディングカードは、何世代にもわたってコレクターやファンを喜ばせてきました。米国の娯楽を定義してきた伝説的な選手や象徴的な瞬間もカードで祝福してきました」「ToppsによるNFTシリーズの発行は、これまでのコレクターと新しいコレクターの両方にとって、現代のコレクションの進化における歴史的な瞬間を意味します」「ファンがブロックチェーン上の安全なデジタル所有権を使ってお気に入りのヒーローや、プレイの瞬間をコレクションできる楽しい手段をまた1つ提供できることに興奮しています」と自信をのぞかせた。

画像:Shutterstock