2021.04.09
米国のお騒がせセレブ女優・パリス・ヒルトンが6日、NFTについてTwitterで言及した。
ヒルトンのツイートでは「私はNFTにとても興奮しています! ここでは、NFTがクリエイターにとって魅力的なテクノロジーだと思う理由と、NFTのゲームに参加するために知っておくべきことをご紹介します」として、自身のブログのリンクを貼りNFTの将来性を語った。
ブログでは、NFTに対して強く興味を持っているだけではなく、その技術が持つ潜在的な可能性についても深く説明した。
ヒルトンは1981年にヒルトンホテルの創業者一族の令嬢として生まれた。22歳の時に女優としてニコール・リッチーと共演したリアリティ番組「シンプル・ライフ」が大ヒット。私生活でも奔放な言動や行動が話題となり、お騒がせセレブ女優と呼ばれるようになった。現在40歳の彼女は、Twitterで1,690万人のフォロワーがいるほどの影響力を持つ。
ヒルトンはブログで、NFTについて「私は、NFTをクリエイター経済の未来の姿だと考えています。NFTはブロックチェーン技術を用いて、クリエイターが自分の作品の価値を高め、リアルタイムで作品をファンに提供することができます」と述べた。
またブロックチェーン技術によってアーティストが二次販売でも報酬を得られるようになるのは、制作者にとって素晴らしい環境をもたらすと加えた。
その上でヒルトンは、今後、NFTを使った幅広い事業を展開していくと表明。詳細はまだ語れないとしながらも、なぜ自分がNFTに興奮しているのかを近いうちに明らかにしたいとしている。
ヒルトンはNFTに興味を持ったきっかけとして、新型コロナウイルスの感染拡大の影響があったと語った。今日、多くの人々がエンターテインメントや社会的なつながりを求めて生活をオンラインに移行していることを指摘した。
彼女は「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出を控えている間、私はNFTがバーチャルな世界でどれほどの影響力を持つかを実感しました。デジタルアート、ファッション、ブランドを、アバターやバーチャル環境に表示したり、他の商品と交換したりすることができるようになっています」「また、ファッションや収集したアートで自分を表現することは、バーチャル世界をよりリアルに、より面白くするための大きな要素です」と説明した。
続けて、NFTが新たな資金調達の機会を提供するだけでなく、無名のアーティストにとって、より広く、より良い条件で作品を流通させることができ、収益の大半を確保することにも役立つことを指摘。
NFTを利用すれば、才能あるアーティストは手数料や売上の一部を徴収するエージェントやブローカーを介さずに、観客や潜在的な購買者にアプローチすることができることを強調した。そして、「全ての声が届くようになることは、世界をより良い場所にすることにつながる」と、その魅力を伝えた。
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