Forbes長者番付、暗号資産業界から13人がランクイン

米Forbesは6日、2021年版の億万長者（billionaires：約1,000億円）番付を発表した。暗号資産（仮想通貨）業界からは新たに9人が億万長者に加わった。

今年3月5日時点の純資産額の首位は、AmazonのCEOであるJeff Bezos氏が株価の上昇などにより前年から日本円でおよそ7兆円資産を増やし、保有資産約1770億ドル（約19兆4,300億円）で世界一となった。同氏が世界一になるのは4年連続だ。

2位は「イーロン・マスク砲」で暗号資産業界にも影響力を及ぼしているTeslaのCEO、Elon Musk氏となり、保有資産1510億ドル（16兆5,880億円）で前年の31位から順位は急上昇した。

3位はルイ・ヴィトンを率いるBernard Arnault氏で保有資産は1500億ドル（約16兆4,730億円）。4位はMicrosoft創業者のBill Gates氏、5位はFacebookのMark Zuckerberg氏と続く。

日本人では、ソフトバンクグループの孫正義会長の29位が最高で、ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長が31位でこれに続いている。

今回Forbesが発表した億万長者番付にランクインした暗号資産業界の人物は以下の通りだ。

●暗号資産デリバティブ取引所FTXを運営しているSam Bankman-Fried氏。
現在29歳で、暗号資産業界に旋風を巻き起こしており、最近ではNBAチーム「マイアミヒート」のホームスタジアムの命名権を取得した。
保有資産額：87億ドル（約9,530億円）

●米最大の暗号資産取引所コインベースのCEO兼共同創設者のBrian Armstrong氏。
保有資産額：65億ドル（約7,120億円）

●暗号資産ステラ（XLM）を発行しているステラ開発財団のChris Larsen氏。
保有資産額：34億ドル（約3,724億円）

●暗号化取引所Geminを運営する双子のWinklevoss兄弟。
保有資産額：それぞれ30億ドル（約3,286億円）

●ソフトウェア会社・MicroStrategyのCEOであるMichael Saylor氏。
保有資産額：23億ドル（約2,519億円）

●暗号資産の初期投資家であり、リップルラボの共同創設者・Jed McCaleb氏。
保有資産額：20億ドル（約2,190億円）

●世界有数の暗号資産取引所であるBinanceの創設者・Changpeng Zhao氏。
保有資産額：19億ドル（約2,081億円）

●米暗号資産取引所Coinbaseの共同創設者であり取締役のFred Ehrsam氏。
保有資産額：19億ドル（約2,081億円）

●2015年に設立された暗号資産関連事業を手がけるDigital Currency GroupのCEO・Barry Silbert氏。
保有資産額：16億ドル

●ブロックチェーン・インフラストラクチャ企業・Bloqの会長で、2011年からビットコイン投資をしていたMatthew Roszak氏。
保有資産額：15億ドル（約1,643億円）

●ダークウェブ上のマーケットプレイスだった「シルクロード」から押収されたビットコインを2014年に取得したTim Draper氏。彼はテゾスプロジェクトの主要投資家の1人だ。
保有資産額：15億ドル（約1,643億円）

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