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F1のマクラーレン、ファントークンを発行へ

F1レーシングチームのMcLaren(マクラーレン)は24日、トルコの暗号資産(仮想通貨)企業Bitci.comと提携したことを発表した。

今回の提携で、Bitci.comはMcLarenの公式パートナーとなった。Bitci.comの名はMcLaren MCL35Mレースカーに表示されるほか、McLaren F1ドライバーのLando Norris選手とDaniel Ricciardo選手のドライバーヘルメットにも表示される。

Bitci.comは暗号資産取引所運営も行っており、1日の取引量は5000万ドル(約54億円)にのぼる。

今後、Bitci.comとマクラーレンはF1では初となる独自の公式ファントークンを立ち上げる予定だ。

このトークンは、Bitciの独自ブロックチェーン「Bitci Chain」上で動作するという。このファントークンを持つユーザーは、チームの決定において一定の投票権を得ることになる。

マクラーレン・レーシングのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるMark Waller氏は、「ファントークンの導入はF1の世界では初めての試みとなる。今週末にバーレーンで行われる2021年F1シーズンの開幕戦でBitci.comと協力し、MCL35Mに初めてこのブランド名が載ることを楽しみにしている」とコメントした。

現在、世界中のあらゆるスポーツチームによるファントークンの発行事例が相次いでいる。

世界的なサッカークラブであるFCバルセロナでは昨年、130万ドル相当のファントークン「BARトークン」を販売。また過去にはユベントスやパリサンジェルマン、ASローマといった名だたるサッカークラブでもファントークンが発行されており、注目を集めている。

国内ではサッカーJリーグ・湘南ベルマーレが初のクラブトークンを発行すると発表し話題を呼んだ。

この新しいパートナーシップについて、Bitci Technology社の会長であるÇağdaş Çağlar氏は、「F1は、世界で最も高い評価と視聴率を誇るスポーツだ。(中略)ブロックチェーン企業との協力を選択したことは、トルコの起業家、エンジニア、ソフトウェア開発者の世界的な成功を確かに証明するものであり、非常に意義深いものだ」と語った。

画像:Shutterstock