月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • イーロン・マスク氏、「テクノキング」の肩書きを追加

イーロン・マスク氏、「テクノキング」の肩書きを追加

米国自動車メーカー・テスラ社のCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏と、同社CFOのZach Kirkhorn氏は、それぞれ「テスラのテクノキング」と「マスター・オブ・コイン(コインの達人)」という肩書を追加した。15日、Bloombergが報道した。

報道によると、テスラ社の提出した米証券取引委員会(SEC)への報告書に肩書きが追加されていた。追加の理由は明らかにされていない。

また両氏は、テスラ社のCEOとCFOの肩書きは今後も維持する。

今回の肩書きの追加により、Musk氏は自身のTwitterのプロフィールを「Tecnoking of Tesra」に変更した。

テスラ社は先月8日、SECに提出した報告書でビットコインを15億ドル(約1,600億円)分購入したことを明らかにした。

このニュースが報じられるとビットコインの価格は急騰。当時史上最高値の4万ドル(約422万円)を突き抜け、4万5000ドル(約490万円)ほどまで上昇した。テスラはビットコインを大量購入した理由として、資金の流動性の維持や、柔軟性に同暗号資産(仮想通貨)は適しているとSECに提出した書類の中で報告。その方針の元で、同社は「総額15億ドルをビットコインに投資した」と述べ、さらに「デジタル資産を随時または長期的に取得し、保持する可能性がある」と語っていた。

Musk氏が1月末に自身のTwitterのプロフィール欄に「#Bitcon」を追加し、さらに先月4日には暗号資産ドージコイン(DOGE)を推奨するツイートを連投したことで、価格が乱高下し暗号資産業界では賛否両論を呼んでいた。

世界有数の大富豪でもあるMusk氏がビットコインや暗号資産に好意的なのは有名だ。

16日には、Musk氏はNFTに関する内容を歌った楽曲のデジタル所有権を売り出すと自身の公式Twitterで明らかにした。同氏のNFTを購入したユーザーは、この楽曲のデジタル所有権を取得することができる。

Musk氏は自身のTwitterで「NFTに関する歌をNFTとして売る」とツイート。このNFTは、2分20秒のテクノ調で作曲され、歌詞には「NFT」という単語が何度も繰り返されている。

この楽曲が、いつ、どこのプラットフォームで販売されるのかは現時点では明らかにされていない。

ここ数ヶ月、暗号資産業界ではNFTのブームが巻き起こっている。

先週11日には、デジタルアーティスト・Mike Winkelmann氏(通称Beeple)のNFT最新作「The First 5000 Days」が米Christiesのオークションにおいて約6900万ドル(約75億円)という史上最高値で落札された。

また先月28日には、Musk氏の妻で芸術家のGrimes氏によるNFTアートが、NFT販売マーケット「Nifty Gateway」に48時間限定で出品された。Grimes氏の作品は数時間で約600万ドル(約6億5,500万円)を売り上げ話題になった。

画像:Shutterstock