テスラ、ビットコイン購入 急騰で最高値更新

8日夜、暗号資産（仮想通貨）ビットコインの価格が急騰し、過去最高値を更新した。また、9日午前9時頃には494万円（CoinMarketCap参照）ほどまで上昇した。

ビットコイン価格の最高値更新は日本経済新聞を筆頭に国内の一般メディアでも軒並み大きく取り上げている。

今回の急騰の大きな要因は、米電気自動車大手テスラがビットコインを15億ドル（約1,577億円）分購入したことだ。

現地時間8日にテスラが米国証券取引委員会（SEC）に提出した資料の中で大量のビットコイン購入が明らかになると、暗号資産市場はすぐに反応。海外の大手取引所では投資家によるアクセスが集中し、サイトへのアクセスや取引ができなくなるなど、多少混乱が生じるほどであった。

日本時間で9日午前7時頃までは、4万5000ドル（約472万円）付近でもみ合っていたが、その後494万台まで一気に上昇した。

今年1月末に、世界一の大富豪で、ビットコインの熱烈な心棒者として知られるテスラCEOのElon Musk（イーロン・マスク）氏が、Twitterのプロフィールに「＃bitcoiin」と表記。これにより思惑買いが発生し、瞬時に50万円以上ビットコイン価格が上昇するなど、一連の同氏の動向に市場が注目を注視していたのも大きい。

さらに今月1日未明、日本でも人気急上昇中のSNSアプリ「Clubhouse」に突如出現し、「ビットコインは素晴らしいものだと確信している」と持論を展開し、「私はビットコインを支持している」と再度表明していた。

同社はSECに提出した資料の中で当面の運転資金として必要としない現金の運用先を「収益を最大化するよう柔軟に投資していくよう投資方針を改めた」と説明した。

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