2021.01.19
国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは、1月26日に「Enjin Coin(ENJ)」の取扱いを開始することを発表した。
Enjin Coinは現在、国内の暗号資産取引業者において取扱いがなく、コインチェックが国内初の取扱いとなる予定だ。
コインチェックは、自社の方針として取扱い暗号資産数の拡充を事業拡大における重要な戦略の1つに位置付け注力しており、19日時点での取扱い暗号資産数は国内No.1の14種類を誇っている。
Enjin Coinが上場されると、コインチェックが取り扱う暗号資産の数は15種類となる。
以下、コインチェックが発表したEnjin Coin取り扱いの詳細だ。
【対象サービス】
Enjin Coinは、ブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」で利用される暗号資産だ。
イーサリアムをベースに発行されており、Enjin Platformによって発行されたデジタル資産であるNFT(Non-Fungible Token)の購入や、Enjin Coinを裏付けにNFTを発行することが可能になっている。
NFTとは、ブロックチェーン上にデータを付与し、希少性のある価値を含む代替不可能な暗号資産のことをいう。
また、Enjin Coinの特徴の1つである「メルト(溶解)機能」により、不要となったNFTをEnjin Coinに戻すこともできる。
Enjin Platformは、現在マイクロソフトの提供する大人気ゲーム「Minecraft」を始めとする35種類のゲームとNFTの発行において連携している。
今後連携するゲームタイトルが増加することにより、Enjin Coinの利用増加や価値向上が期待できる暗号資産だ。
今回、コインチェックはEnjin Coinの取り扱いにあたり「当社では『新しい価値交換を、もっと身近に』のコーポレートミッションを実現すべく、取扱い暗号資産の拡充やサービスのユーザビリティーの向上、新規サービスの創出などに努めてまいります」と、抱負を述べた。
画像:Shutterstock