米Forbes、暗号資産長者番付を発表

ビットコインが8日に4万ドルを超えるなど、暗号資産（仮想通貨）市場は現在好調な推移を見せている。そういった状況で、誰が1番資産を持っているのかをForbesが独自に調査し、発表した（調査基準日は11日の米国東部標準時午前8時。資産は暗号資産のみで算出）。

Forbesの調査によると、暗号資産長者1位は「ウインクルボス兄弟」として知られているCameron WinklevossとTylerの両名。米大手暗号資産取引所Geminiの運営で知られている。

• 保有暗号資産両名とも14億ドル（約1,453億円）

3位はブロックチェーン関連のスタートアップ・Bloqを率いているMatthew Roszak氏。同社の顧客にはシティグループやDiscoverなどが挙げられる。Frbesは1年前に彼の保有資産を約3億ドルと試算しており大幅アップとなった。

• 保有暗号資産12億ドル（約1,245億円）

4位はベンチャーキャピタリストでビットコイン支持者と知られるTim Draper氏。2014年に当時約630ドルだった1ビットコインに、約1900万ドルを投資していた人物だ。彼は過去のForbesの取材に対し、「ドルは過去の通貨であり、ビットコインは未来の通貨だ。私はホドラー（長期保有者）であり続ける」と答えたことがある。

• 保有暗号資産11億ドル（約1,141億円）

5位は米ナスダックに上場するビジネスインテリジェンス企業MicroStrategy社のCEO、Michael Saylor氏。昨年、MicroStrategy社は会社の資産の一部を暗号資産で保有する財務戦略を掲げ、注目を集めた。

MicroStrategy社は昨年12月時点で、約11億2500万ドル（約1,167億円）をビットコインに投資しており、CEOのセSaylor氏は「少なくとも100年に渡りビットコインを保有する」と宣言している。

また同氏は個人でも、昨年10月に「約1億7500万ドル（約181億円）をビットコインに投資した」と述べており、その価値は現在約6億ドルに達している。

• 保有暗号資産6億ドル（約622億円）

6位は「ヘッジファンドの巨人」と呼ばれたMike Novogratz氏は、いくつかの投資の失敗で資産の大半を喪失した後、暗号資産投資会社ギャラクシー・デジタル（Galaxy Digital）のCEOとして勢いを取り戻した。2013年に彼は個人で700万ドル（約7億2,000万円）をビットコインに投資したと報じられている。

• 保有暗号資産4億7800億ドル（約505億円）

7位は、イーサリアムの創始者として知られるVitalik Buterin氏。現在3億6000万ドル（約373億円）相当のイーサリアムを保有しているなど、以降に続く人物も日本円で100億円単位の暗号資産を保有している。

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