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ビットコイン4万ドル突破でマイニング報酬額も史上最高に

8日、ビットコイン価格がついに4万ドル(約415万円)を突破した。

2009年に1BTC価格約0.2円だったビットコインが、約10年で20万倍以上の価格になったことになる。

4万ドルは、2020年5月の「半減期」までに記録した2017年12月のビットコイン史上最高値約1万9290ドル(当時レート約216万円)の2倍以上にあたる。

また4万ドルを超えたことで、計算上、ビットコインの1ブロックあたりのマイニング報酬額も史上最高値を突破した。

ビットコインは時間の経過とともに供給量を抑えることを目的とし、約4年に1度のペースでマイニング報酬を半分にする設計となっている。

1回目の半減期は2012年11月、1ブロックあたり50BTCから25BTCとなり、2度目の2016年7月にはさらに12.5BTCとなった。さらに2020年5月は6.25BTCとなっている。

1度目、2度目、また3度目においても、半減期の1年程度で価格が急騰している。

今回、3度目の半減期でマイニング報酬が半分になったにもかかわらず、1年経たずにビットコイン価格が上昇したことで、3度目の半減期前の報酬に対する評価額を超えた。

ビットコインは、ブロックチェーンのサーバネットワークに支えられている。

これらを運営している人たちはマイナーと呼ばれ、サーバの費用やデータセンターへの電気代、コネクティビティ(インターネットへの接続料)を、マイニング報酬で支払っている。この報酬が対価として支払われることで、ビットコインのブロックチェーンネットワークは維持されている。

ビットコインの半減期後は、過去の価格推移から見ても急騰から反落までのボラティリティが大きい。2021年に入ってからも、1BTC価格が1日で数千ドル幅で変動している。

今回、1ブロックあたりのマイニング報酬が史上最高額を超えたことから、ビットコイン価格関連の指標は何もかも未知の領域に入ったことになる。

従って、さらなる上昇や大幅な下落、どちらのケースも考えられるため、しばらくは警戒が必要だろう。

画像:Shutterstock