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暗号資産の時価総額、ついに100兆円超え

暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額が7日、 初めて100兆円(約1兆ドル/CoinMarketCap参照)を突破した。

暗号資産市場全体の時価総額は、1月6日未明には90兆円であったが、日本時間7日午前6時頃、100兆円を超えた。

記事執筆時点においても、暗号資産市場の時価総額は104兆円と続伸している。

時価総額が大幅に増えたことで当然ではあるが、ビットコイン価格、アルトコイン価格ともに好調な推移を見せている。

ビットコイン価格は1日に300万円を超え、3日には約350万円に到達した。4日は一時、約350万円から約280万円付近まで急落したが、5日には復調し、6日には約360万円台まで値を戻すと、7日には約380万円台にまで価格を伸ばした。

またアルトコインの上昇幅も大きい。この1週間、軒並みの暗号資産価格は4日のビットコインの急落を受けて一時的に反落したものの、ビットコイン同様続伸している。

時価総額2位のイーサリアムは約12万3,000円(前週比約61.8%増)。4位に位置するリップルは30.16円(前週比37.28%増)、5位のライトコインが1万7,133円(33.56%増)、6位のエイダは34.09円(前週比86.48%増)と、価格下落の気配を見せず急騰している。

今回、暗号資産市場の時価総額が100兆円を超えた理由としては複数の要因が挙げられている。

昨年、各国で暗号資産規制が明確化し、米国を中心に大手金融機関や投資家が暗号市産業界に参入しはじめ、多額の資金が市場に流入してきた。

また、新型コロナウイルスの拡大による各国の金融緩和政策や、資産のリスクヘッジがこれまで挙げられている。

一方、今回の暗号資産の急騰をバブルと見る声もある。連日、上昇を傾向の暗号資産価格だが、価格変動幅が高く警戒も必要だ。

画像:Shutterstock