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ビットコイン価格290万円突破 3万ドル射程圏内に

今月16日にビットコイン価格が米ドル建てで2万ドルを超え、国内外の有力経済紙にも取り上げられるほどのビッグニュースとなった。しかしその後も勢いは止まらず、続伸を続けている。

次の節目は、2万5000ドル(約258万円)がレジスタンスラインとして注目されていたが、26日、これを容易に更新した。

2万ドルを超えてからわずか10日で2万5000ドルに到達したことになる(CoinMarketCap参照)。

2万5000ドルを超えてからはこれと言った調整も見られず、ビットコイン価格は2万6000ドル(約269万円)を突破。さらには、27日に2万7000ドル(約279万円)の壁を一気に超えると、同日中に2万8000ドルを突破し、日本円でも一時294万円を超えた。

2万8000ドルは日本円で約289万円に相当する。執筆現在においても、2万7000ドルから2万8000ドルの間で推移している。

またビットコインドミナンス(ビットコインの取引高全体に占める割合)も71%を超えた。71%を超えるのは17年3月以来のことだ。

現時点の時価総額は年初から275%と大幅な上昇を記録した。この金額は中国の巨大企業であるアリババの時価総額約5000憶ドル(50兆ドル)に相当する驚異的な数字だ。

ビットコインは新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、退避資産としての一面を強く見せた。また各国の金融政策を緩和する中で、投資家を惹きつけてきたとも言われている。2020年後半、PayPalの暗号資産(仮想通貨)業界の参入により活気づき、ビットコイン価格のみならず、アルトコイン価格も上昇傾向となった。

記事執筆時点ではやや落ち着きを見せてきたビットコインだが、このままのペースで推移すれば1BTC価格が3万ドルに到達する可能性も十分ある。

3万ドルに近付いたことによりボラティリティが非常に高くなっているため、引き続きビットコイン価格を注視した方がいいだろう。

画像:Shutterstock