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「ストリートファイター」のトレーディングカードがNFT化

人気格闘技ゲーム「ストリートファイター(カプコン)」のキャラクターがデザインされたトレーディングカードが、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)として販売されることがわかった。16日、カプコンUSAと提携する米ブロックチェーン企業「WAX.io」がYouTubeで公開した。

NFTとは「Non Fungible Token」の略称で、イーサリアムのERC721規格に則り発行された唯一無二の非代替性トークンのことを指す。

NFTはこれまでのデジタルカードと違い、交換履歴や所有権のデータがブロックチェーン上に書き込まれるため、自分の手元に渡るまでの細かい経緯がウェブ上で誰でも確認でき、不正流通を防ぐことが可能だ。

また、それぞれのカードが固有のデータを保持しているため複製はできず、トレーディングカードの真贋を見分けることができる。

今回、発売されるストリートファイターのNFTは、WAX.ioのブロックチェーン技術を使用して構築されているため、「デジタルストリートファイター」のトレーディングカードを、多くのマーケットプレイスで売買できるだけでなく、ユーザー同士のコレクションのカードを即座に取引することができるという。

その他にも、「キャラクター名」、「カードの発行日付」、「レア度」といった情報がまとめて記録されるため、著名人や有名なプロゲーマーが保有していたトレーディングカードなどには「プレミア」が付くといった楽しみ方も実現できるという。

今回、カプコンUSAと提携するWAX.ioは「ストリートファイターのトレーディングカードのコレクターの皆様は、NFTの購入、販売、取引することができます」「各NFTはWAXブロックチェーン上で取引され、本物であることが証明されています」「WAXブロックチェーンは、あなたのストリートファイターの収集品が100%本物であることを保証し、変更や複製はできません。必要なのはWAX Cloud Walletアカウントだけです」と説明している。

公式サイトでは具体的な発行日時などは公開されていないが、現在eスポーツ化して人気のシリーズ最新作である「ストリートファイターV」のキャラが確認できる。

過去作のNFTが発売されるかは、現時点では明らかにされていない。

画像:Shutterstock