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FXcoin、国内初となるリップル基軸の取引を開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所FXcoinは、9日から国内取引所として初となるリップル(XRP)基軸の取引を開始した。10日、FXcoinがプレスリリースで発表した。 

これにより、FXcoinではBTC/XRP、LTC/XRP、BCH/XRPの3種類の通貨ペアによる取引が可能になった。

FXcoinは2017年に設立。昨年12月に暗号資産交換業者に登録され、これまでにBTC/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、BCH/JPYの4種類の通貨ペアを取り扱っていた。

今回、XRP基軸の通貨ペアを提供することで合計7種類の通貨ペアが取引できることになる。

FXcoinはXRP基軸の通貨ペアを提供する理由として「暗号資産間の取引はビットコインで取引するのが一般的だが、XRPは決済時間が速く、手数料が圧倒的に安い利点がある」「ビットコイン基軸ではなく、XRP基軸で決済するほうが便利で合理的であり、今後XRP基軸の取引が拡大していくものと我が社は考えている」と、ビットコインを使った暗号資産取引よりも優れた面があると強調した。

また、「暗号資産市場の健全な発展と拡大」を理念に掲げているFXcoinは、暗号資産の実需取引の拡大を重要視しており、決済面で優れているXRPの可能性にも期待していると言う。

なおFXcoinは、XRP基軸の取り扱いを始めたものの、リップルユーザーが期待していた「Sparkトークン」の付与を行わないことをすでに表明している。

FXcoinによると「お客様へのSPARKトークン付与について検討を重ねてきました。しかしながら、現時点において当社が登録暗号資産交換業者としてSPARKトークンを取り扱うことが確実ではなく、SPARKトークンを取り扱わない場合には、Flare Networks社(リップルのプロジェクト)からAirDropが行われない可能性があること等を背景にこのような方針決定となりました」

「SPARKトークン付与を期待されていたお客様におかれましては、ご期待にお応えすることができず申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきたく、宜しくお願い申し上げます」と、Sparkトークンを配布しない理由を述べている。

画像:Shutterstock