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SKE48のNFTトレカが発売直後に即完売

ブロックチェーン技術を利用したサービスを展開するcoinbook社が、NFT(Non Fungible Token)技術を利用した新サービス「NFTトレカ」を3日より開始した。

同サービスの第1弾コンテンツとして、名古屋市栄を拠点とするアイドルグループ「SKE 48」のトレカが扱われ、12周年記念公演の撮り下ろし画像を収録した「いきなりNTFトレカ」が販売された。

発表によると、アイドルコンテンツ分野でNFTを活用したトレカ発行は日本初のサービスで、限定100パックのみ用意されていた先行Specialパックは即完売になるほどの人気だったようだ。

NFTはERC 721規格に基づき発行された、非代替性を持つトークンのことを指している。

その意味の通り、他に代替えできない唯一無二のトークンを発行できることから、物の真贋性を担保でき、Web上で展開するデジタルコンテンツにも現物と同じような付加価値を与えることが可能になる。

先月11日のプレスリリースによると、「NFTトレカ」は、既存のトレカのような独自性を持ったままコンテンツ価値を付与し、個人資産として楽しめるように設計されているとのことだ。

また本サービスを皮切りに、ユーザー間でデジタルコンテンツの売買を暗号資産で可能にするNFT流通市場の事業化を推進するとしている。

NFTの総合情報を発信するNonFungibleメディアによると、NFTの市場規模は2019年時点で200億円、2020年には300億円を超える規模に達すると推測されているが、暗号資産全体の市場規模と比較すると1,000分の1程度とまだまだ小規模であるのが現状だ。

しかし、直近3年のNFT市場の市場増加率を見ると約10倍の増加率を見せており、2019年と2020年の第1四半期における流通量を比較しても、約3倍の増加率を達成している。

またNFT技術が利用されるジャンルも様々で、流通量が特に多いのはゲーム分野(41%)、次いで収集品(29%)、不動産(13%)、TCG(7%)、ドメインネーム(6%)、アート(4%)の順番だ。

今回アイドルをコンテンツとしたNFTトレカが即完売したが、新たなキラーコンテンツが誕生すれば、市場の増加率は加速的に上昇する可能性が高い。

画像:Shutterstock