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グレイスケール、BTC全供給量の2.4%の保有が明らかに

暗号資産(仮想通貨)投資企業のGrayscale Investments(グレイスケール)は、過去1週間でビットコイン投資信託(GBTC)の運用資産を1億7,100ドル以上追加購入したことがわかった。27日、アメリカの暗号資産分析企業「bybt」が公式ツイートで明らかにした。

「デジタルゴールド時代の好機」のキャッチコピーを掲げるグレイスケールは、主に機関投資家からの需要を背景に、これまでに48億ドル相当のビットコインを保有していた。

今回の追加購入で、グレイスケールは記事執筆時点で約5,150億円ほど価値のビットコインを保有することになる。これは現在市場に供給されている供給量の2.4%に相当する量だ。

グレイスケールは、ニューヨークで2013年に設立された。デジタル通貨を主な投資事業とする「デジタルカレンシーグループ」の子会社で、ヘッジファンドやファミリーオフィス、年金、基金、適格投資家が主な顧客だ。

グレイスケールのBTC資産は、カストディアンとして「コインベースカストディ」が保管している。

ビットコインは、機関投資家や米金融機関で認められつつあるようだ。

米ナスダック上場の投資企業「Microstrategy社」のCEO、Michael Saylor氏はTwitter上で、8月に合計3万8,250ビットコインを総額4億2,500万ドルで購入したことを明らかにしている。

Michael Saylor氏はビットコインの購入について「ビットコインは我が社にとって自己準備資産として機能する予定だ」と述べた。

これを受けて、グレイスケールのCEO、Barry Silbert氏は今月15日、同氏のTwitterで「我々はMicrostrategy社とビットコインの買い物競争」をしていると冗談めかして呟いた。

今後、グレイスケールは、さらにビットコインを買い増ししていく方針だという。

画像:Shutterstock