2020.09.25
国内暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VC トレードとSBI FXトレードは25日、共通のイメージキャラクターとしてフリーアナウンサーの鷲見玲奈氏を起用することを発表した。
鷲見氏は、テレビ東京のアナウンサーとしてスポーツ番組やバラエティ番組を中心に活躍。今年4月からフリーに転身し、テレビ、ラジオ、雑誌と多岐にわたり活躍中の人気アナウンサーだ。
同社は鷲見氏を起用することで、幅広い層に認知してもらうと同時に、暗号資産取引・FXそのものに対する親近感と信頼感の向上を図る。
今後は、イメージキャラクターとしてインターネット、SNS、テレビ・新聞・雑誌などの媒体、イベントなどで広報活動を行っていくという。
なお、デジタルメディアでは、マーケットの紹介や暗号資産、FXの疑問を解説するチャネルを制作予定だとしている。
鷲見氏は暗号資産やFXについて、「『存在は知っているけれど難しそうで手を出せないでいた』という方にも、もっと優しくもっと分かりやすく発信していくお手伝いができたらと思っています」とコメントした。
暗号資産へのイメージアップを狙ったイメージキャラクターの選定は、他の暗号資産取引所でも見られる。
今年6月には、国内暗号資産取引所bitFlyerがアイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥氏をイメージキャラクターとして抜擢。 同氏は就任時のインタビューで、「やっぱり難しそうっていうのが一番にきてしまうのは、私が仮想通貨に対する知識が何も無いからなので、この機会にたくさん教えていただきたいです」とコメントしている。
暗号資産は、投資家や一部の情報感度の高い層に認知されている一方、世間一般ではまだまだ「よくわからない」存在だ。
とはいえ、暗号資産の普及には当然、世間一般への理解が必要不可欠となる。
上記の事例のように、アイドルや女性アナウンサーなど、親しみのある著名人をイメージキャラクターに起用することで、暗号資産をより身近に感じてもらうきっかけになるだろう。
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