月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • フランス、CBDCの実験にテゾスを採用

フランス、CBDCの実験にテゾスを採用

フランスの「Societe Generale – Forge」は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実験に使用するブロックチェーンとして、Tezos(XTZ:テゾス)を採用することを発表した。15日、プレスリリースにて発表した。

今年7月に、フランスの中央銀行である「フランス銀行」は、銀行間決済のためのCBDCを開発するためのアプリケーションを募集し、Societe Generale – Forgeが選ばれた。

Societe Generale – Forgeが選択したテゾスは、コンセンサスアルコリズムにPOSを採用したパブリックブロックチェーンであり、テゾスのステークホルダーにはネットワークへの投票を通じてプロトコルの修正に参加する権利が与えられている。

またテゾスには、ハードフォークをせずにアップグレードが可能なことや、スマートコントラクトの検証を容易にする機能が備わっていることから、金融アプリケーションとして理想的なソリューションとされている。

今回のプロジェクトには、テゾスエコシステムの開発研究センターの1つである「Nomadic Labs」が参加する。

Nomadic Labsには、テゾスプロトコルの開発に関与する40人以上の工学研究者が所属している。

Nomadic Labsの社長Michel Mauny氏は、フランスのCBDCの実験にテゾスを使うことについて「テゾスプロジェクトは、その技術力、適応性、そして強力なコミュニティが、すでに世界で様々なプロジェクトに存在しています。私たちは、このテクノロジー、クオリティが『Societe Generale – Forge』によって選ばれとてもうれしく思う」とリリースで述べた。

フランスは、以前からCBDCの開発に取り組んでいる。

昨年12月、フランス銀行のフランソワ・ヴィレロワ・ド・ガルハ総裁は、同国がCBDCを発行する最初の国になることを望んでいると述べていた。

画像:Shutterstock