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ゴールドマン・サックス、独自暗号資産発行に向け加速か

米投資銀行のゴールドマン・サックスが、独自暗号資産を発行する可能性が高まった。

6日に行われたCNBCの独占インタビューで判明したもので、先月、デジタル資産の新しいグローバルヘッドに任命されたMathew McDermott(マシュー・マクダーモット)氏が示唆した。

世界的な投資銀行がウォール街のデジタル化という未来に挑戦するようだ。

McDermott氏はインタビュー内で、「今後5年から10年で、全ての資産と債務がブロックチェーン上で自然に行われる金融システムを見ることができるでしょう」と語り、「今日の現実世界で行われている業務をデジタルで行うことで効率性を向上させることができる」と付け加えた。

同氏は例として、債券の発行や証券のデジタル化、ローン組成などを挙げ、選択肢は非常に豊富だと述べた。

McDermott氏は現在46歳。これまではゴールドマンサックスの内部資金調達業務を管理するマネージング・ディレクターとして業務を行なっていた。

同氏は大手企業に務める資金調達市場のベテランで、ウォール街のブロックチェーンや暗号資産企業等で活躍するスタートアップなどのいわゆる「新しい顔」とは異なる。また、元暗号資産トレーダーという顔を持ち合わせていることも特徴的だ。

現在、McDermott氏はチームを拡大させるべくアジアやヨーロッパなどの競合他社などから人員を集めているという。その一連の活動の中で、JPモルガン・チェースの独自暗号資産「JPMコイン」のプロジェクトに中心人物として携わってきたOli Harris(オリ・ハリス)氏を迎え入れたというのだ。

McDermott氏はインタビューで、JPMコインの話題に触れながら、「我々も独自の暗号資産を発行する可能性を検討している」と述べ、具体的には独自ステーブルコインを発行し、商業利用を実現していきたいと示唆した。

これはJPMコインが企業や銀行など、大手の限られた顧客を対象に発行する意向であることから、差別化を図りたいとの意味もあるだろう。

同氏は「プロジェクトはまだ初期段階だ」と述べたが、実現すればゴールドマン・サックスというブランド力も相まって、非常に目を惹く存在になりそうだ。

なおインタビューの最後には、機関投資家がビットコインに関心を寄せていることについて触れ、「間違いなく暗号資産への関心は復活しつつある」と持論を述べた。

画像:Shutterstock

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