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中国、ブロックチェーン技術者を急募 60万円の求人も

中国の就職活動サイト・智联招聘(Zhaopin.com)の調査によると、数百社もの企業がブロックチェーン関連の求人を出しており、月給が平均で2万元(約30万円)が提示されていることがわかった。4日、国内の暗号資産メディア「チェインニュース」が報じた

中国の「BATJ」などのインターネット大手企業がブロックチェーンエンジニアを募集しているだけでなく、「中国建設銀行」や「中国CITIC銀行」などの銀行業界でも、ブロックチェーンの研究開発人材を求めている。

これは先月、中国の中央銀行が様々な金融機関に発行した「ブロックチェーン技術仕様の適用促進に関する通知」によって、求人が進んだ模様だ。

この月給は「未経験」といった経歴の求人のほか、職種も総合して計算されており、ブロックチェーン関連で3年以上の経験がある場合や、複数の能力や起業経験がある場合、月給は上がり3万元〜4万元(約45万円〜60万円)の求人も見られる。

特に現在、インターネット企業やゲーム関連企業からブロックチェーン企業への人員流入が増えているという。

今年3月、中国メディアの「Interchain Pulse」とヘッドハンティング企業「Hunting Jobs」が共同で発表した「2020 China Blockchain Talent Development Research Report」は、ブロックチェーンの人材市場が供給不足の状態にあり、需要サイドに大きなギャップがあり、技術的な人材が最も人気があることを公表した。

中国の人力資源社会保障部(政府の労働政策・規制を担当する部署)は今年5月、ブロックチェーン関連の仕事を公式に職業リストの中に加えた。

「ブロックチェーンエンジニアリング技術者」という専門職が新しく認められた10の職業の1つとなった。

ブロックチェーン関連の仕事としては、ブロックチェーンアーキテクチャ(ブロックチェーンの構造)の設計や、ブロックチェーンアプリの開発、技術コンサルティングといったものが含まれている。

今回の発表で、人力資源社会保障部はブロックチェーン技術を使って、新型コロナウイルスの流行防止や管理を支援し、雇用促進につなげるためと述べている。

画像:Shutterstock