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コインベースPro、LINKやXTZを取扱い

世界最大級の暗号資産取引所Coinbase(コインベース)が機関投資家向けに開発したプラットフォーム「Coinbase Pro」で、GBP(イギリス・スターリング・ポンド:イギリスの法定通貨)およびEUR(ユーロ)建てによる新たな取引ペアの取扱いを発表した。15日、コインベースPROが公式Twitterで明らかにした。

発表によると、上記のCoinbase Proの取引は7月21日から段階的に開始されるという。

Coinbase Proでは、これまで「ALGO(アルゴランド )」「LINK(リンク)」、「XRP(リップル)」、「XTZ(テゾス)」などをBTC建てで取り扱っていたが、今回、欧州向けに法定通貨建ての取引を強化することになった。

以下、Coinbase ProがTwitterで発表した暗号資産の取引ペアだ。

  • ALGO/EUR
  • ALGO/GBP
  • LINK/EUR
  • LINK/GBP
  • XRP/GBP
  • XTZ/EUR
  • XTZ/GBP

今回注目を浴びたのは、最近になって急騰しているLINKの取扱いだ。

LINKは先月、中国の国家ブロックチェーン・プラットフォーム「Blockchain Service Network (BSN)」に、LINKのオラクル(オフチェーンとオンチェーンの間でデータの橋渡しをする機能。それによってスマートコントラクトを利用できる範囲が広がり、ブロックチェーンのエコシステムで重要な役割を果たす)を導入すると発表し、話題になった。

記事執筆時点で、LINKは時価総額8位(CoinMarketCap参照)にまで上昇している。

アルゴランドは先月、ステーブルコインの「USDコイン(USDC)」を同暗号資産のブロックチェーン上でローンチすると発表。また3月には、同じくブロックチェーンを使って新型コロナウイルスの情報を匿名で共有できるアプリを開発し話題となった。

テゾスはビットコインやイーサリアムの弱点を克服するために開発されたプロジェクトで、スマートコントラクトや分散型アプリケーションに適した新しいプラットフォーム提供する。

​さらに、画期的なガバナンスメカニズムを持ち、ネットワーク参加者は今後のテゾスの方向性に関与する事ができる。

通貨の新旧システムに互換性を持たせることができるため、ハードフォークの必要性がないことも特徴だ。

ここ最近、アルトコインが全体的に下落傾向にある中でTezos、LINKなどの価格は急上昇していた。さらに、ALGOは記事執筆時点で前日比20%の急騰。今後、これらの暗号資産の値動きに注目したい。

画像:Shutterstock