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Akon氏が暗号資産都市の設立に向けて始動

アメリカの人気ラッパー・Akon氏が16日、母国のセネガルに暗号資産で成り立つ都市の具体的な建設計画を発表した。
Akon氏はグラミー賞の受賞実績もあるアメリカでは有名な人物。
自身の名前にちなんで開発中の暗号資産「Akoin」を使って全ての取引が行われる暗号資産都市「エイコンシティ」をセネガルで建設する。
今年1月にはセネガル政府と契約締結に至っており、独立した暗号資産で形成される新たな都市が作られる模様だ。
Akon氏は幼少期をセネガルで過ごし、現在はアフリカの恵まれない子供たちのために慈善団体を設立。
南アフリカにはダイヤモンド鉱山を所有する事業家の顔も持つ。
Akon氏は「暗号資産都市」の建設に向けてすでに60億ドルを拠出しており、計画では2023年までに都市のインフラ整備がを終え、2029年までにAkoinのエコシステムで全てを完結する予定となっている。
エイコンシティ内では、病院、ショッピングモール、学校、住宅、ホテルなど全ての施設で使用される通貨がAkoinで統一された都市となる。
また、太陽光発電所の建設も計画されており、環境保護と暗号資産による街が作られる予定だ。
エイコンシティの敷地面積は2000エーカー(約8平方km)で、セネガルの大統領Macky Sall氏から贈呈された土地を活用し、同国の首都であるダカールの近くで建設が予定されている。
エイコンシティの計画について、Akonは2018年に暗号資産を利用する都市の建設計画を発表していた。
Akon氏は、アフリカにおいて多くの通貨が不安定で信頼されていない現状を危惧し開発を決めたという。
Akoinはステーブルコインの形式で、決済利用に即した実用的な設計になる予定だ。