リップル社、RippleNet Cloudを発表

暗号資産XRPを発行するリップル社は、銀行や金融機関向けにクラウド基盤のソリューション「RippleNet Cloud」を発表した。
27日、同社が公式サイトにて明らかにした。
RippleNet Cloudは金融機関がハードウェアを設けなくても容易にリップルネットを使用できるシステムである。
リップル社の発表によると、クラウドに接続する顧客はサーバーやネットワーク機器等を購入あるいはリース契約などして、自社内に設置する「オンプレミス型」と比較して、5週間ほど早くリップルネットを起動させることができる。
リップル社はRippleNet Cloudの発表に際し「クラウド導入のメリットは明らかだ。新興のフィンテック企業が新しいデジタル環境に適応する中で、世界の大手銀行はクラウドの導入が遅れている。これまでのオンプレミス型の運用は様々なコストがかかるが、クラウドの導入で「管理コスト」は大幅に削減できる」と強調した。