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初となる暗号資産建の直接的な貴金属取引がスイスで誕生

スイスに拠点を置く暗号資産関連サービス大手のBitcoin Suisseが、ビットコインとイーサリアム建で金(ゴールド)をはじめとした貴金属との取引を開始した。
26日、プレスリリースで発表した。
プレスリリースでは、Bitcoin Suisseが新たに追加した「金」「銀」「プラチナ」の取引ペアに法定通貨のほか、暗号資産が追加されたことが発表された。
法定通貨建ではスイスフラン(CHF)、米ドル(USD)、英ポンド(GBP)、ユーロ(EUR)、デンマーククローネ(DKK)の5銘柄を、暗号資産建ではビットコインとイーサリアムの2銘柄での取引を提供する。
この取引は24時間365日可能とのことだ。
Bitcoin Suisseによると、通常の貴金属取引は1〜2日ほどダイムラグが生じるが、法定通貨および暗号資産での取引を実現することでスピーディに資産交換が行えるようになるという。
なお、同社の貴金属商品の最低購入価格は100スイスフラン(約1万1000円)で、10万スイスフラン(約1110万円)までは保管料が無料とのことだ。
Bitcoin Suisse のトレードおよび流動性マネージャーであるStefan Lütolf(ステファン・ルドルフ)氏は、「これは初となるシームレスな貴金属と暗号資産クラスの取引だ」と述べた上で、「最近の動向は金やビットコインといった希少価値のある資産の需要を後押ししている。ビットコインはまだゴールド2.0ではないかもしれないが、我々のお客様には最大限の選択肢を提供していきたい」と語った。
これまで、テザーゴールド(XAUT)やパクソス・ゴールド(PAXG)といった金を裏付けたステーブルコインとの取引は存在していたが、直接的に暗号資産と取引を行うサービスは存在しなかった。