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ディーカレット、ブロックチェーンを利用した保険自動システムを開発

国内暗号資産取引所ディーカレットは13日、東京海上日動火災保険が今年3月より保険料の領収や保険金支払いといった保険契約における業務プロセスを対象に、ブロックチェーン技術を利用した自動化に関する実証実験を実施したと公表した。
東京海上日動は2018年1月にディーカレットへ出資をしており、本実証実験は資本提携業務の一環となるという。
今回行った実証実験では、ディーカレットが構築中である「ブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・管理するプラットフォーム」を活用し、「ブロックチェーン上に保険契約の情報などを事前に登録しておき、事故が発生した際に当該事故情報をブロックチェーンに読み込ませることで、保険金支払い条件に合致したか否かを自動的に判定し、保険金をデジタル通貨で即座にお支払いする仕組みの有効性について検証しました」とプレスリリースで発表した。
また実証実験では、東京海上日動火災保険の若手有志団体である「Tib」に対し、ブロックチェーン上でトークンを発行し、トークンを保険料や保険金と見なすことで、スマートコントラクトを用いた保険金請求支払業務の自動化に関する有効性を実証したという。
東京海上火災とディーカレットは、今後も効率的で、より良い保険を継続していくという。
これを受けてディーカレットは「プラットフォームの事業化を目指しており、既存の決済サービスへの価値移転や交換機能・サービスなど、デジタル通貨の利便性を高めるサービスの提供をしていく予定です」と今後の展望を語った。